怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

朝からボロフェスタ。以前のような、最初から最後までという気合はない。そんなことしたら体力がもたない。全部見たい気持ちを抑えたほうが結局楽しいという割り切りだ。

イベント中も、前のようにあちこち見に行かず、どうしても見たいアクトと気になるアクトをそこそこ見て、合間でなにか発見があればいいかなという姿勢。それでいいか。

入ったらASAYAKE01。影野さんが以前から推してるひとだが、このところあちこち呼ばれるようになったようだ。今日もかなり反応がよかった。

toconomaはコンテンポラリージャズっぽいバンドで、とにかく巧い。これだけ巧いと、好き嫌いを超えて聴ける。ていうか、そもそも嫌いではない。ライブハウス通いだとこういうバンドを知る機会がないので、ボロフェスタ様様だ。

地下でfolk enough。早い時間のせいか、どうも真価を発揮できたような気がしない。これはやはり夜のライブハウスで見るべきなのか。

柴田聡子は最近も見たばかりだが、柴田聡子 in Fireとなるとレアなのでこれも楽しみにしてた。

ツチヤチカらという人、どんなだかぜんぜん知らなかったが、金玉を連呼する芸風は気に入った。クリトリック・リスの裏で微妙に人気ないのもよかった。クリトリック・リスも昔はこういう存在だったし、その頃のほうが好きだった。

そして今日のお目当て、ゆーきゃん。忙しいんだろう、このところライブはかなり減ってる。ボロフェスタには無理してでも出てくれてるんだろう。これを逃すと次はいつになるかわからない。どんな大物より、僕は今日ゆーきゃんが見たかった。なにしろZAZEN BOYSの裏だから僕も辛いが、同じ思いで集まった連中を前にゆーきゃんのライブは始まった。西部講堂でやっていたボロフェスタのころと、ゆーきゃんはなにも変わってない。僕は変わった。でも、ゆーきゃんがゆーきゃんのままでいてくれる限り、僕の一部は昔のままだ。ゆーきゃんの歌は僕にとってそういう歌だ。ここでザゼンの音もれのなか、ゆーきゃんの声に耳を澄ましてる連中にとってもそうだろう。今日初めてゆーきゃんを見た人も、きっとそう思うはずだ。

終わったら余韻を吹き飛ばすDJ後藤まりこ。幸いあまり被らずに済んだようだ。満員の地下室、荒ぶる後藤まりこ。この人も変わってない。かなり長いキャリアを、良くも悪くも泳いできて、今ここにいる。僕は後藤まりこのベストは弾き語りだと今も思ってるけど、どんな形であれ、こうして復活してくれたのはうれしい。身体能力は健在だった。

そこからボギー。どうやら毎年出てるらしいが、実のところボロフェスタで見たのは初めてじゃないかな。ノントロッポのボギーより、今はモンドくんのお父さんになってきたボギー。芸風はぜんぜん変わってないし、MCの引き出しが多いのもさすが。ただ、やはり歳とったんだなと感じてしまう。ボギー先生のところで、ゆーきゃんと肩を組んだのはいい思い出。

ワンダフルボーイズが様変わりしてるのを確認し、BiSHには興味ないのでさよなら。来年また来よう。

物販ではJET SETの中古でStoned Green Apple「Stoned Green Apple」を。なんとなく。後藤さんのデモ音源あれば欲しかったけどなかった。

明日もいいラインナップだが、僕はまた来年。