怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

廃病院パーティー

お昼は久しぶりというほどではないがいなばのタイカレー黄。買い置きは少しづつ減っており、値上げの話も聞くので、今後どうしたものかと思う。
昼から初台へ。あまりよく調べてなかったが、旧玉井病院は駅から近くにあった。
いかにも小さな病院といった受付で取り置きの旨伝えたら、話が通っていなかったらしく、なにかてんやわんやに。自分が悪いわけではないと思うが、どうもこの種の騒動によく巻き込まれる。チケットを紛失する恐れも置き忘れてくる恐れもないので取り置きシステムはとてもありがたいのだが、ゴタゴタはうれしくない。
ライブはまだだが、廃病院パーティー自体はもう始まっており、最初は手術室で映画を見る。
かつて僕らが作っていたような映画を同じように作ってる人がいるなあ、と懐かしく見た。
ライブの最初は地下でゆるめるモ!というアイドルっぽいユニット。曲は悪くないんですけど、アイドルはなあ・・・という感じ。病室でスッパマイクロパンチョップが演奏していて、そっちも悪くなかったのでそっちでゆるゆるねむねむと聞く。
ICUで柴田聡子をちらっとだけ見て、実はもっと聞きたかったけど真黒毛ぼっくすへ。これがすごくよかった。ハッピーパーティーピーポー。だいぶ荒っぽいんだけど、それでいいじゃないかと思わせるところがあって、まあもちろん場の力はあるにせよ、素晴らしいライブでした。一曲削ってたのが残念。
次は笹口騒音ハーモニカへ。相変わらずなMCとともに、エモーショナルな歌で破壊力がある。また聞こうと思います。
地下へ行って泰山に遊ぶfeat.藤岡みなみ。以前青山月見ルで見た時よりもずっといいライブ。あの時はギミックが目について、中華ダブとしての音楽性が隠れていたように思うけど、ボーカルを入れたことでかえって演奏が引き立ってる。それに藤岡さんのチャイナ服が抜群に似合っていてビジュアル的にもいい。正直、空き時間を埋めるくらいのつもりだったけど、思いがけずよかったです。
ICUに戻ってボギー。ソロでは初めてだけど、ノントロッポとは違う面白さ、良さ。いい人だなあ。みんなに愛されてるのがよくわかる。
中川理沙(なつやすみバンド)は、もうあのままの声なので、あのままですね。実はこのときチューハイがまわってうとうとしてたけど、まあそんな聞きかたが合うんじゃないかという感じ。
ゆーきゃんは、もう、ゆーきゃん。最後に扇風機を止めて生歌でやったのがよかった。というか扇風機はずっと邪魔でした。あの抒情的で穏やかでそれでいて芯の強い感じ、ボロフェスタ最後の西部講堂になったあのステージを思い出す。あれがゆーきゃんだったし、あれがボロフェスタ。今のボロフェスタにはあまり興味を持てないけれど、そういう意味では廃病院パーティーこそがボロフェスタを受け継いでいるかもしれない。
タカハシヒョウリはまあ悪くないけどそんなに好きでもないか、ということで地下で箱庭の室内楽を聞く。今日の主催っぽい。MCによるとブッキングはゆーきゃんらしい。なるほどね。
原田茶飯事。ジャンピンジャックで少し聞いて以来かな。いいんだけど、あんまり好きじゃない。これはもう好みとしか言いようがないですね。他所行くなという趣旨を何度も言ってて、もちろんそういうトークなわけだけど、僕のことだからもちろん行ってしまいます、おとぎ話へ。
おとぎ話、実は初めて。落ち着いてしっかりしたグルーブがあって、いいバンドだなあ、と。何度もライブに通うというわけではないと思うけど、お勧めのできる感じ。見れて良かった。
おっさんには参加しにくいけど、いろいろな企画があって、ライブがつまらなくてもそれなりに逃げ道があり、ていうかそもそもライブはいい出演者が目白押しで困るほどで、そしてなにより元病院で今も機材や薬品が残っているという雰囲気、スタッフが白衣という遊び心、いろいろな点で楽しいパーティーだった。ぜひまた開催してほしい。
難を言うなら、タイムテーブルがぐちゃぐちゃになりすぎなこと。多少は分かるが終演が1時間押しはちょっとひどい。あと、飲み物ももう少し安くならないかなあ、と。もう一つは、仕方ないけどトイレが少ない。でもトータルで見てぜんぜんいいイベントだったから満足。よくぞ行った、俺。完全にアウェイだったけど。
終わってライフで弁当買おうと思ったらまるで割引になってないので惣菜買ってぺヤング食べた。