怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

丸尾丸子さんワンマン@高円寺円盤

朝食後「127時間」を鑑賞。だらだらしていたらあっという間に昼前。相談の結果仙川に食事に行くことに。僕はどこでもいいんですけど。歩いて行くと、案外すぐついた。人気店とかいう話だったが別に満席とかいうほどではなく、むしろ隣のパン屋が行列で気になる。それはともかく、1580円のランチを魚と肉で注文。スープはパンプキンで、悪くはないがぱっとしない。鯛のポアレはこれまた悪くないが、という感じ。エゾシカのパイ包み焼きは一口食べた限りではクセと香辛料のバランスがいまひとつかなと。デザートはシャーベットとプリンでまあ合格か。全体にオーソドックスなフレンチで、オーソドックスといっても本場という意味ではなく、むしろ旧来のフレンチといった印象。盛りつけや皿、内装なども少し古く感じる。ただ基準がジャンカルドでは厳しすぎるか。悪くはないが、通うかどうかはちょっと考えたい。
アミューズのパンが隣のものと睨み、実際おいしかったので行列に参加。もう開店しているのだが、入店待ちになっているようだ。ていうか12時開店のパン屋って何よ。AOSANのパンは予想はしてたが高い。東京のパンは高いよなあ。阪神間の3〜5割増だろうか。まあこの値段でも客が並んでくれるんだから安くするわけもないか。客が甘すぎるというか、そもそもレベルが低いのが悪いのか。パンは2種類買って、1種類は特筆するところなし。もう一つのブルーチーズは、うまい。ただ180円と言われるとな・・・まして並んでまで・・・。
仙川の商店街をぶらついて、サロン・ドゥ・シェフ・タケエでモンブランとシブースト。モンブランはいまひとつに見えたが、妻はモンブランしか食べないから。僕のシブーストは、これはなかなか。クリームもいいが上のキャラメリーゼが香りといい食感といい絶品。ここはうまいと思う。
風呂に入ってから出かける。新宿ではハロウィンの仮装をしてる人がいた。
高円寺で古本屋・中古CD屋めぐり。結局なにも買わなかったし、店がたくさんあるようでいて、死んでいる店もそこそこあるんだな、と。良さげなお店でも、店の人が「持ってきても見るだけ見てよそに行くように言う、うちは仕入れ止めてるから」とか話してたりして、ちょっと落ち込む。そういうものなのかなあ。ましてやあの店やその店なんて、って話。高円寺にはまた行くだろうが、巡回コースは絞られてきた。とよんちのたまごで王卵を2つ。最初妻は怒ってたが今は喜んでるから現金なものだ。
高円寺は道路が狭く古い建物や長年商売してるお店、魚屋や得体の知れない店などいろいろあって面白い。こういうところに住みたいな。いいところだと思う。
そろそろ時間になったので円盤へ。ライブハウスの開演待ちは退屈なものだが、ここは商品を物色できるからいいや。
丸尾丸子さん、まさかのワンマン。それだけの魅力はある人だけど、関西でもワンマンってそうそう記憶にないのに東京で、というのがうれしい。最初はソロで新曲も交えていろいろ。前回の円盤でも新曲はやっていたが、今日はずいぶんこなれてきたというのかな。新曲は今までとはどこか節回しが違っていて、新しい丸尾丸子だなと思うのと、曲のアクセントにもなっていて結構好き。第2部は矢田伊織さんをベースに迎えてで、矢田さんのベースはかすかに聞こえてくるのがまたよい。耳を澄ましてしまう。最後はTT端子さんを加えてのトリオ。TT端子さん、名前は知っていたが口笛もギターも絶品でした。トータル2時間くらいかな、丸尾さんは空中を見上げ時折目を閉じ、緊張も力に変えてのライブでした。丸い帽子もチャーミング。
もちろんCD「まわりまわる球体の上」も買いました。丸尾さんにも一言ご挨拶できて満足です。
帰り、ライフでアジフライ。夜手づかみで食べる冷めたフライっておいしいよね。