怠惰な日々

 *blogではありません。日記です。

秋の夕暮れと音楽と

服部緑地ってこんなに遠かったっけ?と思いながらようやくたどりついた。30分くらい歩いたけれども、天気はいいし楽しみだしで全然オッケー。開場と同時に開演という変則的なやりかたで、最初がどんなんかよくわからんうちに終わる。でも席は4列目ど真ん中を確保して出だしから絶好調。
いきなり曽我部恵一ランデブーバンド。いいです。サキタハヂメバンドもいいです。でも夜のボロフェスタで聞いたはじめにきよしに優るものはなし。ムーとスチョリは酔ってねぼけ中だったのであまり聞いてない。よかったと思います。夕凪は思ったほどでなく。ずいぶん前に室外音楽をよく聞いてたんでそのイメージを持っていたけれど、月日とともに音楽性だって変わるわけで。ふちがみとふなとは、よく名前を聞きながらも初めて。さすがの演奏で、よかったです。ダニエル・ジョンストンのカバーで歌う人という曲を知久さんとやっていたが、すごくいい。またなんかの機会に聞いてみたい。あと、友部さんとの共演作というLDKもちょっときいてみたい。ふちがみさんの声は友部さんによく似ている。
OBANDOS。これ、どうなんですか。いや、こういうノイズ系なのは好きですよ。悪くないと思う。でもなんか、メンバーの話題性が先行し過ぎてないですか。反応がすごくいい、良すぎるけど、なんか間違ってないか、と思いながら聴いた。OBANDOS用のカメラマンさんが写真を撮りまくってるのも、まあいいんだけど、なんかちょっと違うよなと。
さていよいよははの気まぐれですよ。待ちに待った。いや、素晴らしい。ほんとあっという間だった。モッシュピットにだんだん人が増えてくるのがまたすごい。ライブ盤とか出してくれないかな。ぜひ。
終わった後コーヒーを買いに行ったらお湯待ちで、その間にハンバートハンバートが始まった。会場の右手最後尾くらいにぽつんと座ってコーヒーを両手で持ちながらみたのだが、このシチュエーションが最高。右にステージ、左に客席、上に屋根。夕方どんどん暗くなる。スポットを浴びる二人。曲もいいし。また聴いてみたいけど、この環境で聞くハンバートハンバートを超えるのはもうないかもしれない。あと、コーヒー(ストロング)もすごくおいしかった。これで300円は安い。
最後パスカルズかと思ってたらなぜかモッシュピットにて変なライブが。ジョンソンtsuだと知ったのは後のこと。場つなぎ的なライブのようでありながらも、すごい吸引力。これはまた見たいなあ。
そしてパスカルズ。予備知識は一切なかったが、いやあすごいすごい。これは渋さ知らズを超えたかもしれない。明日の京都にも行きたくなったが、しかしそれもなあ、と思ってやめたが、でも行ったほうがよかったかも。これだけの発見は久しぶりだと思った(そうでもないか)。
帰りは例によって木立を抜けてゆく。あっというまに人気がなくなり、暗い林の中を一人歩く、これが服部緑地のライブの正しい味わい方である。
復活書房に寄ったら、10/18閉店だってさ。商品が激減りで全然でした。マルホランドドライブ、やっぱり5月に買っておくべきだったね。
Rainbowhill、来年もまた行けるかな。